管理栄養士コラム『はゔぁぐっでい!』
2023.06.15
【健康栄養だより】花粉症対策!
こんにちは!☺
グッドプランニングの調剤薬局では、毎月、管理栄養士が作成する健康・栄養だよりを発行しています。病気の食事についてや季節に合った食事、話題の食事について等様々なテーマを取り入れています!グッドプランニングの調剤薬局全店で受け取れるようになっておりますので、お近くの店舗のスタッフにお声がけください!
~健康栄養だより 第26号「花粉症対策!」~
- 少し、花粉症も収まってくる季節になってきましたね。今や2人に1人が花粉症と言われております。花粉症を治すことは難しいですが、普段の食事を変えるだけで症状の改善も期待できますので、普段の花粉症対策と合わせて食事も見直していきましょう!
◎花粉症対策には ”腸” が大切!
花粉症は免疫が花粉を異物と判断することでアレルギー反応が起こる仕組みです。この免疫の60%が腸内に存在するとされており、腸内環境が悪くなると免疫の働きに異常が起こり、花粉症などの様々な病気を招きやすくなるとされています。そのため、腸内環境を整えることが花粉症対策に有効になります。
◎腸内環境をチェックしてみましょう!
- ご自身の腸内環境が良いのか悪いのか簡単なセルフチェックをしてみましょう!
- ①硬さ
- 理想的なのは、表面がなめらかなソーセージ状の便。便が硬くコロコロした状態や液体状だったりすると腸内環境が崩れているかもしれません。
- ②ニオイ
- 腸内環境が良いと便のニオイはあまり強くありませんが、腸内環境が崩れ、悪玉菌などが増えるとニオイが強くなります。
- ③頻度
- 週に3回以上、定期的にお通じがあれば、腸内環境は良好といえます。
◎花粉症におすすめの食べ物
- 〇フラクトオリゴ糖
- フラクトオリゴ糖は腸内環境、花粉症に良いとされる酪酸菌が増えるとされています。
- キクイモ、ゴボウ、タマネギ、ネギ等に多く含まれています。
- 〇食物繊維
- 善玉菌のエサとされている食物繊維を摂ることで、腸内環境を整えることができます。
- 野菜や果物、穀類、豆類、キノコ類、海藻類とさまざまな食物繊維を摂ることが大切です。
〇乳製品
乳酸菌はIgE抗体というアレルギー性免疫の産生を抑えることで、アレルギーの症状が悪化するのを遅らせることができるとされています。
- 〇発酵食品
- 発酵食品は善玉菌を含み、腸内環境を整え、免疫機能を正常に保ちます。
- 〇青魚
- 青魚に含まれるαリノレン酸、、DHAは抗炎症、抗アレルギー作用があります。
- さば、いわし、ぶり、まぐろ、いわしなどに含まれます。
◎基本的な花粉症対策
- 〇外出時の服装
- ウール製の衣類などは花粉が付着しやすく、綿やポリエステルなどの化学繊維は花粉が付きにくいとされていますので、服装にも注意しましょう。
- 〇うがい習慣
- 鼻から吸い込んで奥に付着した花粉は鼻粘膜の繊毛の働きでのどの奥の方へと送られます。うがいでのどの花粉を洗い流しましょう。
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- ◎健康・栄養だよりbuck number◎
- 第1・2号 免疫力を高めよう
- 第3号 夏の暑さから体を守ろう
- 第4号 目の疲れ対策
- 第5号 食後血糖値を抑えよう
- 第6号 寒い冬を乗り切ろう
- 第7号 質の良い睡眠をとりましょう
- 第8号 食物繊維をたくさん摂ろう
- 第9号 熱中症を予防しよう
- 第10号 便秘を予防しよう
- 第11号 体をたくさん動かそう
- 第12号 冷えを予防・改善しよう
- 第13号 油を上手に使おう
- 第14号 ファイトケミカルについて
- 第15号 薬膳の考え方を普段に
- 第16号 食事でフレイルを予防しよう
- 第17号 食中毒を予防しよう
- 第18号 人工甘味料の上手な使い方
- 第19号 ビタミンについて
- 第20号 貧血を予防しよう
- 第21号 食品表示の見方を知ろう
- 第22号 糖尿病の方の間食について
- 第23号 カリウムについて
- 第24号 下痢の時の食事
- 第25号 高尿酸血症