管理栄養士コラム『はゔぁぐっでい!』
2023.09.26
【健康栄養だより】果物を適度に食べましょう!
こんにちは!☺
グッドプランニングの調剤薬局では、毎月、管理栄養士が作成する健康・栄養だよりを発行しています。病気の食事についてや季節に合った食事、話題の食事について等様々なテーマを取り入れています!グッドプランニングの調剤薬局全店で受け取れるようになっておりますので、お近くの店舗のスタッフにお声がけください!
~健康栄養だより 第29号「果物を適度に食べましょう!」~
- 今年発表された健康日本21(第三次)の目標の1つに果物の摂取量の改善が掲げられました。果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。普段よく口にする果物の量を知り、適量を食べましょう!
- ※2型糖尿病や腎機能の低下などで食事に注意が必要な方は、これに当てはまらないので、医師の指示のもと、個別に管理が必要です。
◎果物の目標量
- 令和元年度の20歳以上の1日の摂取平均値:99g
- ➡令和14年度の目標値:200g
◎果物の重さと栄養素
- ・ぶどう(巨峰)1房:300g 174kcal、カリウム390mg、食物繊維1.5g
- ・りんご1個:200g 106kcal、カリウム240mg、食物繊維2.8g
- ・あまがき1個:200g 126kcal、カリウム340mg、食物繊維3.2g
- ・白桃1個:200g 76kcal、カリウム360mg、食物繊維2.6mg
- ・みかん1個:100g 49kcal、カリウム150mg、食物繊維1g
- ・グリーンキウイ1個:100g 51kcal、カリウム300mg、食物繊維2.6g
- ・さくらんぼ(国産)1粒:7g 4kcal、カリウム15mg、食物繊維0.1g
- ・バナナ1本:90g 84kcal、カリウム324mg、食物繊維1g
- ※目安量は食べられる部分のみの重さです。捨てられる部分もあるため、重さにはばらつきがあります。
◎冷蔵庫保管が適さない果物『バナナ』
- 〇バナナの保管方法
- バナナは熱帯産なので、基本的には常温で冷やします。冷蔵庫などで保存すると熟成がすすまず、逆に低温障害を起こし、皮が黒くなってしまうので、冷蔵庫に入れるのは避けましょう。もし、冷蔵庫に入れる場合、シュガースポット(黒い斑点)が出てから入れるのがおすすめです。
- 〇バナナの完熟を早める方法
- リンゴを活用しましょう🍎
- →リンゴはエチレンガスをたくさん放出します。エチレンガスは他の果物や野菜と一緒に保存すると成熟を促す効果があります。キウイ等、まだかたい状態の物もリンゴと一緒に袋に入れると早く成熟します◎
- ★注意★
- ・「つがる」「王林」「ジョナゴールド」→エチレンガスを放出するので、成熟早める
- 「ふじ」「サンふじ」→エチレンガスをほとんど出さないので、成熟を早めにくい
- ・このガスは熟成の必要がない物にも影響を与える為、野菜室に入れる時は、ポリ袋に入れるなど必ず密封した状態で保存しましょう。
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- ◎健康・栄養だよりbuck number◎
- 第1・2号 免疫力を高めよう
- 第3号 夏の暑さから体を守ろう
- 第4号 目の疲れ対策
- 第5号 食後血糖値を抑えよう
- 第6号 寒い冬を乗り切ろう
- 第7号 質の良い睡眠をとりましょう
- 第8号 食物繊維をたくさん摂ろう
- 第9号 熱中症を予防しよう
- 第10号 便秘を予防しよう
- 第11号 体をたくさん動かそう
- 第12号 冷えを予防・改善しよう
- 第13号 油を上手に使おう
- 第14号 ファイトケミカルについて
- 第15号 薬膳の考え方を普段に
- 第16号 食事でフレイルを予防しよう
- 第17号 食中毒を予防しよう
- 第18号 人工甘味料の上手な使い方
- 第19号 ビタミンについて
- 第20号 貧血を予防しよう
- 第21号 食品表示の見方を知ろう
- 第22号 糖尿病の方の間食について
- 第23号 カリウムについて
- 第24号 下痢の時の食事
- 第25号 高尿酸血症
- 第26号 花粉症対策
- 第27号 骨粗鬆症を予防しよう
- 第28号 水分補給と飲み物について考えよう