管理栄養士コラム『はゔぁぐっでい!』
2024.02.19
【健康栄養だより】備えよう!災害対策
こんにちは
グットプランニングの調剤薬局では、毎月、管理栄養士が作成する健康・栄養だよりを発行しています。
病気の食事や季節に合った食事、話題の食事等様々なテーマを取り入れています!
グットプランニングの調剤薬局全店で受け取れるようになっておりますので、お近くの店舗スタッフにお声掛けください
健康栄養だより 第36号「備えよう!災害対策」
災害による被害を小さくするためには、1人ひとりが自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が大切です。
その中でも基本となるのは「自助」、自分の命は自分で守る意識を持ち、1人ひとりが自分の身の安全を守ることです。特に災害が発生したときは、まず自分が無事であることが最も重要です
また、家の外において地震や津波などに遭遇したときの身の安全の守り方を知っておくことが必要です。
①地震発生までにできること(日頃の備え)
- ・家具の転倒予防:天井との隙間を2㎝以内にする、粘着マットをつけてぐらつきを軽減させる など
- ・緊急地震速報後:火元になりそうなものをなくす、ドアを開けて出入口を確保する など
- ・防災リュックの用意
②地震発生時の行動
室内で地震に遭ったら・・・
- ・背の高い家具の下敷き、窓や照明器具のガラスの飛散によるケガに注意する
- ・揺れを感じたら「落ちてこない」、「倒れてこない」、「移動しない」場所に隠れる など
街中で地震に遭ったら・・・
- ・ブロック塀の倒壊、看板や割れたガラスの落下に注意して、丈夫なビルのそばならビルの中に避難する
- ・切れたり、垂れ下がっている電線は、電気が通っていると感電の危険があるので、近づかず、絶対に触らない など
③災害時に不足しがちな栄養素
避難所ではおにぎりや菓子パン、調理パンなどの炭水化物が食事の中心を締め、ビタミンやミネラルを多く含む肉や魚、野菜などの副食の摂取が十分でないという偏りが生じがちです。
そうならないために下記の食品を準備しておきましょう
- ・たんぱく質を多く含むもの➡肉や魚の缶詰、レトルト食品、フリーズドライ など
- ・ビタミンを多く含むもの➡日持ちする野菜・果物、野菜ジュース、乾物、果物の缶詰 など
- ・その他➡ロングライフ牛乳、お菓子、ふりかけ、調味料 など