管理栄養士コラム『はゔぁぐっでい!』
2024.05.07
【健康栄養だより】~食品の適切な保存方法~
こんにちは
グッドプランニングの調剤薬局では、毎月、管理栄養士が作成する健康・栄養だよりを発行しています。
病気の食事や季節に合った食事、話題の食事等様々なテーマを取り入れています!
グッドプランニングの調剤薬局全店で受け取れるようになっておりますので、お近くの店舗スタッフにお声掛けください
健康栄養だより 第39号 「~食品の適切な保存方法~」
- 皆さんもご存じのとおり、それぞれの食品には適した保存方法があります。
- 正しい保存方法を選ばないと食中毒になることも…暑くなるこの季節には、特に注意が必要です。
- そこで今回は、知っておくと便利な食品のかしこい保存のしかたをご紹介します。
- ● 野菜
- ポイント!
- ①袋から出し、生長点を取り除く ②適した温度・湿度にコントロールする ③立てて保存する
- ①生長点を切って保存しましょう。
- ▸ ニンジン、大根、カブなど → 葉の部分を切り落とす
- ▸ キャベツ → 芯をくりぬき、濡れティッシュを詰めて保存
- ②保存する温度を野菜の育った環境に近い状態にすることで、鮮度を保つことができます。
- ▸ じゃがいも、玉ねぎ、さつまいも → 新聞紙にくるんで、冷暗所で保管
- ▸ 大葉など → 密閉容器に入れ、濡らしたキッチンペーパーでくるむ
- ③立てて保存する。
- ▸ にんじん、長ネギ、きゅうり、青菜類(ほうれん草や小松菜)など
- → 新聞紙やビニール袋などで、包んで立てて保存
- ● 肉・魚介類
- ポイント!
- ①他の食品にふれないようにする ②1回で使う量に小分けして保存する
- 【 冷凍庫での保存 】
- ● 野菜
- ポイント!
- 種類に応じて①そのまま冷凍と②加熱して冷凍を使い分ける
- ①そのまま冷凍
- ▸ きのこ類 → 洗わずに根もとを切り落とし、食べやすい大きさにカットして冷凍
- ▸ 葉もの野菜 → 生のままか、えぐみが気になる方は固めに茹でて冷凍
- ②加熱して冷凍
- ▸ ブロッコリーやキャベツなど → 加熱し、水分をとばして冷凍
- ● 肉・魚介類
- ポイント!
- 食材内の水分量を減らす
- 表面に塩を振るなどして、食材内の水分量を減らすことで、解凍時の水分の流出を減らすことができます。
- ● 解凍
- ポイント!
- ①適切な温度調節 ②時間をかけすぎない!
- 常温での解凍は中が溶けるまでに表面の温度が上がり、雑菌が繁殖しやすくなります。
- ▸ 加熱解凍(そのまま調理に用いる) → 凍ったまま、もしくは半解凍で加熱し、一気に火を通す
- ▸ 冷蔵庫内での解凍 → 食品全体を低温に保ち、ダメージが少ない状態で解凍できる。
- ▸ 氷水解凍 → 氷水は冷蔵庫と同じくらいの温度。ダメージを抑えつつ素早く解凍できる。
★ 冷凍した食品も乾燥や酸化は少しずつ進んでいくため、1か月以内を目安に食べきりましょう!