管理栄養士コラム『はゔぁぐっでい!』
2024.08.08
【健康栄養だより】飲み物の秘密
こんにちは
グッドプランニングの調剤薬局では、毎月、管理栄養士が作成する健康・栄養だよりを発行しています。
病院の食事や季節に合った食事、話題の食事等様々なテーマを取り入れています!
グッドプランニングの調剤薬局全店で受け取れるようになっておりますので、お近くの店舗スタッフにお声掛けください
健康栄養だより 第42号 「飲み物の秘密」
- みなさんが普段飲んでいる飲み物にはエネルギーや糖質など、いろいろな成分が隠れています。
- 身体に良いと思っていた飲み物が実は体に良くないことや、お薬に影響を与える場合があります。
- 今回は飲み物に糖質がどのくらい含まれているか、また普段良く飲むと思われる緑茶にどのような作用があるの
- かをご紹介します
- ビールに含まれる糖質
- ビール(350ml)に含まれる糖質は約10gです。これはお茶碗1杯のごはんに含まれる糖質の約20%にあたります。
- またこの糖質は角砂糖2個分と同じ量になります。
- 野菜ジュースに含まれる糖質
- 野菜ジュースは不足しがちな野菜・果物を補い、良いイメージがありますが、実は1本(200ml)の糖質は
- 約14gです。これはお茶碗1杯のごはんにまたこの糖質は角砂糖3個分と同じ量になります。
- スポーツドリンクに含まれる糖質
- スポーツドリンク1本(500ml)の糖質は約27gです。
- これはお茶碗1杯のごはんに含まれる糖質の約50%にあたります。またこの糖質は角砂糖5個分と同じ量になり
- ます。暑い日や運動をする時には是非飲んでいただきたいですが、普段に飲む際は糖質が高いということと、
- 少しの塩分(約0.2g)が含まれているので飲みすぎには注意してください。
- 緑茶に含まれるカテキン
- 緑茶(500ml)に含まれるカテキンの量は約150~200㎎です。カテキンとは緑茶の苦み(苦渋成分)で下記のような作用があります。
- 体脂肪がつきにくい・悪玉コレステロールの減少・虫歯、口臭予防
- お薬に影響を与える飲み物
- お薬を飲む際に一緒に飲んではいけない飲み物があることをご存じでしょうか。
- 普段飲んでいるお薬の効果に関わるので飲み物にも注意してみてください。
- 青汁
- 青汁に含まれるビタミンKによってワーファリン(血をサラサラにする薬)の効果を弱めてしまいます。
- ハーブティー
- ハーブティーに含まれるハーブの一種のセイヨウオトギリソウによって一部の催眠剤や抗菌薬、一部の高血圧のお薬などの効果を弱めてしまいます。
- 牛乳・硬水
- 一部の骨粗鬆症薬、一部の抗生物質の吸収を邪魔してしまいます。日本の水は基本的には軟水ですが全てでは
- ないので注意してください。
- 柑橘系のジュース
- グレープフルーツジュース、スウィーティー、ダイダイ、はっさくなどのジュースはお薬の効果を増強させて
- しまいます。気になるものがあれば薬剤師までご相談ください。
- アルコール
- アルコールはカロナールというお薬と一緒に飲むと肝障害の危険があります。他にも薬の作用を強めたり
- 弱めたり効果に影響を与えてしまいます。
- お薬によっては異なりますので詳しくは薬剤師にお気軽にお声掛けください